研究用レールガン ペガサス (Elektromagnetischer Schienenbeschleuniger - Vorstudie PEGASUS) 作成;2011/09/25 |
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Photo by Bundeswehr/WTS |
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BWB(連邦武器技術及び調達局)の公式サイトに、ドイツとフランスが共同で開発した研究用レールガン・ペガサスの紹介記事が掲載されたので、ご紹介します。 | |
レールガンの解説としては、簡単なもので目新しいものはないけど、文末の諸元表でペガサスについて幾つか具体的な数字が出ているのが興味い深よ。 |
以下記事の全文 | ||||||||||||||||||||||||
装甲の構成に関する開発により、複合装甲、空間装甲、アクティブ/リアクティブ装甲等が誕生し、防御は大幅に改善され、装甲車両の生存性向上をもたらした。こうした装甲を貫通するのに必要なパラメータは、多くの調査により算出されている。 こうした終末弾道の調査は同質な目標のための生み出され、特に目標への衝突速度の増大による効果は以下の様になる。リアクティブ装甲エレメントを装着した目標への調査で見られたのは、侵徹性能はペネトレーターの衝突速度に左右されるというものであった。上述の装甲の防御効果は、ペネトレーター速度の向上により削減できる。 この衝突速度は、砲口初速に依存する。理論上の調査では、古典的な火薬砲の最大砲口初速は、基本的に発射体と装薬量、装薬の発射ガスの構成、砲身長および砲内の許容しうる最大ガス圧のパラメータに依存し、2000m/s強を達成することが出来る。しかし、火薬砲は砲口初速増大に必要な装薬量が多い割に、速度の増加量が小さく効率が悪い。これは、砲システムの容積増大と強い反動衝力をもたらし、プラットフォームに著しい不利益をもたらした。 在来型の火薬砲の対案となるのは、電気砲弾推進(レールガン)実験の技術を用いたもので、効率は約3000m/sにまで砲口初速を増大させた。それと共に、本質的に高い砲口初速を用いることが出来る。この技術の兵器技術としての使用は、目下のところ高度な技術リスクが付随している。大きな電気エネルギーが必要になるが、短~中期に実現可能なエネルギー供給技術では容積が大きくなりすぎ、組み込みは非現実的である。また、新しい砲身構造は革新的な技術を必要とし、新しい装弾筒及び砲弾技術が不可欠である。 一方で、電熱砲の調査の結果、砲口初速はほぼ2500m/sに増大する可能性が示された。こうした推進技術は、電気熱が産み出した非常に分子量の小さい発射ガスの性質を利用するものである。利点は、既知の砲身、装弾筒、そして砲弾技術を使用できる見込みである。しかし、こうしたタイプの砲もまた、短~中期での実現はエネルギー供給の問題により困難であった。 |
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諸元 |
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参考資料 | ||||||||||||||||||||||||
BWB公式サイト Elektromagnetischer Schienenbeschleuniger - Vorstudie PEGASUS |
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