ドイツ連邦軍の装備車両
(現役 装輪・非装甲)
2009/05/13;作成
2010/04/17;FSGを追加
トップページドイツ連邦陸軍の装備ソフトスキン 
地味なソフトスキンも、軍隊を円滑に動かすのに重要な役割を担っています。
今回はこの縁の下の力持ちに、スポットをあててみました。
ソフトスキンってのは、装甲化されていない車両のことだよ。
こういった車両の解説は、見かけないから作ってみたけど
こんな地味な解説で、喜ぶひといるかな・・・
えー

レッカー車とか、かっこいいよー?
このページについて
 このページの画像、文章、テクニカルデータは、ドイツ連邦陸軍公式サイト装輪車両紹介から転載しました。
解説文は、読みやすくなるように一部改編しました。それ以外の資料を使用した箇所はその旨表記しました。
 クレーン車については、不案内である為誤解があるかもしれません。お気づきの点がありましたら、ご指導、ご鞭撻を頂ければ幸いです。その他、ご意見ご感想などありましたら、メールかTopページのウェブ拍手から頂けたらと思います。pk510@hotmail.co.jp  
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軟弱地通過機材 FSG/ Faltstrassengerät
(2010/04/17追加)

  
 
軟弱地通過機材とは 
 軟弱地通過機材とは機動支援機材の一種である。機動支援機材とは「交戦の前後または交戦中に軍隊が行う戦略・戦術上の移動を援助する機材」を意味する。こうした機動支援機材には、地隙や小流を克服する戦車橋や、河川を通過する浮橋等があるが、本稿では軟弱地通過機材を解説する。
 軟弱地とは、一般的には標準貫入試験(JIS A-1219)で得られるN値が0~4の地盤を言う。これは十分な地耐力を有していないため、湿地ドーザーの様に接地圧が0.2~0.3Kgf/C㎡程度の車両しか走行出来ない。
 軟弱地通過機材は、こうした軟弱地を戦車や車両が通過できるようにするために開発された。軟弱地を直接通過するには、土壌硬化剤を用いる安定処理工法や、液体窒素等の極低温液体を用いる凍結工法等がある。しかし、これらは大規模な装置と効果が現れるまでに長時間を必要とするため軍用には不向きである。
 このため現在装備されている軟弱地通過機材の主力は、通過車両の接地圧を低減するために、鋼製ネット及びアルミニウム合金製の板等を軟弱地上に設置する道路マットが主体である。
 こうした装備がいつ頃から実用化されたかは分からないが、第二次世界大戦で既にチャーチル AVRE カーペットレイヤーが製造されている。

 
  FSG 折りたたみ式通路機材/ Faltstrassengerät
FSGの概要
  ドイツ連邦軍のFSG(ファルトストラッセ・ゲラート/折りたたみ式通路機材)は、ファルトストラッセと呼ばれる軟弱地通過用マットと敷設・回収車のセットのことを言う。
 施設・回収車となる15t軍用重野外トラックは、荷台に設置された敷設デバイスにより機械的にファルトストラッセの敷設・回収を行う。FSGは、1両あたり兵員2名により運用される。

ファルトストラッセの概要
 ファルトストラッセは、2.77m×4.2mのアルミニウム製マットで18枚が継手で連結されて施設・回収車に搭載される。個々のマットは6角形のアルミニウムが連結されて構成されており、これらはしっかりと固定されているわけではない。ファルトストラッセは、折りたたまれてトラックの荷台に搭載されており、敷設時に機械的に展開されて地面に並べられる。
 このマットを敷くことで車両の接地圧を下げ、沼地、砂地、雪原、そして川岸や堤防等での通行が可能となる。これは水中でも使用することができるので、あまり強固でない川床での渡河にも使用できる。
 カーブは、重ねて敷くか横に連結して対応する。ファルトストラッセは、横や後ろにも連結することができる。そして多くのファルトストラッセを並べることで補給ステーション構築することもできる。
 ファルトストラッセは、70tの車両まで通行可能である。輪荷重5.5tなら無制限に使用可能であるが、重車両が通行する際には速度が規制される。

ファルトストラッセの敷設・回収
 ファルトストラッセの敷設は、敷設・回収車が後進しながら行う。ファルトストラッセの両側面にはベルトが装着されている。このベルトが車両後尾の展開用レールに沿って移動することでファルトストラッセも展開レールに沿って移動し地面に下ろされる。ファルトストラッセの接地面中央にもベルトがあり、油圧アームでコントロールすることでファルトストラッセは緩やかに地面に施設される。
 ファルトストラッセの回収は、中央のベルトを引き込むことで行われる。ファルトストラッセは展開レールに沿って荷台に持ち上げられて再び折りたたまれる。

調達
 FSGの開発はクラウス・マッファイ(現クラウス・マッファイ・ベクマン)が行い、1985年にプロトタイプ1基がドイツ連邦軍に引渡された。採用されるとザルツギッターのリンケ・ホフマン・ブッシュ社が製造を行い、1988年から量産車の引渡しが始まった。ドイツ連邦軍は147セット(トラック+ファルトストラッセ50m)を受け取った。
 生産が行われている間に、FSGの運転室に取り付けるモジュラー装甲も使用できるようになった。

外国での採用
 ファルトストラッセ・システムは、フランス、オランダ、イギリス軍で採用されている。オランダはMLC65の名称でMAN 15t glw A1 トラックに搭載し、フランスはMATSの名称でルノー 10.000トラックに搭載して使用している。イギリスは、ロジスティック・トラックウェイの名称で15.000mを調達している。

類似の装備
 諸外国で装備されている道路マットには、米国のMOMAT、砂密封格子マット等がある。砂密封格子マットは、海岸や砂漠地域における重車両の通過を可能とするマットで、高密度ポリエステル製のハニカム格子に砂を充填し、この砂にアスファルト乳剤を浸透させ砂を硬化させるものである。
 自衛隊でも、1992年にアルミニウム合金製の道路マットが92式浮橋の付属品として装備されている。

FSGの画像はPanzerbaer.de様でどうぞ
トラック及びファルト・ストラッセ
  • 移動状態での長さ: 11.37m
  • 移動状態での幅: 3.00m
  • 移動状態での高さ: 3.60m
  • ファルト・ストラッセ含む重量: 29.20t
  • ファルト・ストラッセ無しの重量: 18.33t
ファルト・ストラッセ
  • 長さ: 最大50m
  • 道幅:4.20m
  • 2.77mのセルが18枚連結されている。
  • 重量: 約11t
  • FSGの高さ: 約1m
性能
  • 施設: 50mで約10分
  • 回収: 50mで約20分
参考資料
ウェブサイト
wikipedia.de
Panzerbaer.de
ドイツ連邦軍公式サイト
書籍
防衛技術ジャーナル編集部 編 『陸上防衛技術のすべて』 (財)防衛技術協会 刊
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 ATV ヤマハ コディアック400/ATV Yamaha Kodiak 400
コディアックは、コンパクトな4輪車で、特殊部隊や空挺部隊に配備されている。本車は、従来のオートバイでは踏破困難な地形で150㎏の貨物を輸送することが出来る。コディアックとはヒグマの亜種のこと。
 


テクニカル・データ
エンジン 単気筒、4サイクル、水冷
内径/ストローク 84,5 x 71,5 mm
排気量 401 cm3
クラッチ形式 遠心力
トランスミッション形式 Vベルト
タイヤサイズ/前 AT25 x 8-12
タイヤサイズ/後 AT25 x 10-12
全長/全幅/全高 1965 mm/1070 mm/1120 mm
ホイールベース 1225 mm
底面高 245 mm
車体重量 262 kg
メーカーサイト;製品紹介
 
 
KTM 400 LS-E/mi/KTM 400 LS-E/mil
本車は2004年に導入された。連邦軍で採用されたものは市販型よりもシートが低くなっている。これは長距離移動でより好ましいためである。また十分な積載空間を得るために、2個の側面トランクと1個のトップケースを使用している。



テクニカル・データ
(車両に90%以上の燃料を搭載し、68㎏の乗員と7㎏の貨物を搭載した重量) 173 kg(トランク無で)

許容しうる最大総重量

380 kg

排気量

398 ccm
スプリング 全輪 22,0 cm / 後輪 24,0 cm
エンジン 単気筒4サイクル 91* ROZ

出力

25 kW
最高速度 約 130 km/h

製造業者

KTM

 
 
スノーモービルSki-Doo /Motorschlitten Ski-Doo
Ski-Doo は、冬季にKTM 400の代わりに使用される。積雪地や山岳地帯での輸送に活躍し、兵士の機動性を向上させる。





テクニカル・データ

全長

3100 mm
全幅 1350 mm
全高: 680 mm

(車両に90%以上の燃料を搭載し、68㎏の乗員と7㎏の貨物を搭載した重量)

235 kg

積載量

175 kg
エンジン 2気筒、2サイクル、ガソリンエンジン 500 ccm
出力 44 kW / 60 PS
最高速度 160 km/h
航続距離 約200 km
  
 
軍用小型トラック ヴォルフ/LKW leicht gl Wolf
ドイツ連邦軍は、1989年から1994年の間に10000両ものメルセデス・ベンツ250GDと290GDをヴォルフ(狼)の名称で導入した。いくらかの車両は、MSS(モジュラー破片防御)とMSA(モジュラー防御装備)を取り付けられた。メルセデスベンツGクラスとして民間にも販売されている。

 
テクニカル・データ
エンジン 2,5?ディーゼル,出力 66 kW
ギア パートタイム4WD デファレンシャル・ロック装備
操向 パワーステアリング
積載量 タイプによる
発電 24 V
 
 
2t軍用野外トラック ウニモグLKW 2t mil gl UNIMOG
最上級の路外走破性を備える、4輪駆動トラック。人員及び物資輸送に使用する。その能力の高さから民間でも多く使用されている。ウニモグとは汎用動力機材の略語。




テクニカル・データ
エンジン出力 96 kw
駆動 全輪駆動 4x4
最高速度 80 km/h
航続距離 800 km
渡渉水深 1,2 m
底面高 44 cm
 
 
5t軍用野外トラック/LKW 5 t mil gl
全輪駆動(4×4)の輸送車で、整備補修部隊の人員・資材輸送に使用されるほか、指揮・通信部隊の物資輸送に使用されている。陸軍にとって有用で不可欠な存在と評価されている。総重量14,4 t。積載量は5tだが、ケーブルウィンチを装備したものは4,6 t となる。



テクニカル・データ
寸法 8,02 x 2,50 x 3,45 m(ミラーを含まず幌を含む)
積載面積 5,01 x 2,38 m
総重量 14,4 t
積載量 5 t / 4,6 tケーブルウィンチ搭載の場合
ケーブルウィンチ 牽引力5 t
エンジン 188kW 8気筒空冷ディーゼル
最高速度 90 km/h
航続距離 800 km (34 l // 100 km)
渡渉水深 1,2 m
駆動 全輪駆動 (4x4)
底面高 42 cm
 
 
7t軍用野外トラック/LKW 7 t mil
全輪駆動(6×6)の輸送車で、5tのケーブルウィンチ付の物もある。ほとんどの戦闘部隊で、人員・物資輸送に使用されている。最高速度90km/h。




テクニカル・データ
寸法 8,62 x 2,50 x 3,45 m
積面積 5,61 x 2,38 m
積載量 7,0 t
総重量 18,5 t
エンジン 8気筒空冷ディーゼル、出力 236 kW
最高速度 90 km/h
航続距離 800 km (41 l/100 km)
渡渉推進 1,2 m
駆動 全輪駆動(6x6)
底面高 42 cm
ケーブルウィンチ 牽引力5 t
 
 
10t軍用野外トラック/LKW 10 t mil gl
全輪駆動(8×8)の輸送車で、クレーンを装備したものもある。総重量は、23,6tだが、クレーンを装備したものは24,2tとなる。積載量はクレーン装備の場合は9,2 t。最高速度90km/h。



テクニカル・データ
寸法 10,12 x 2,50 x 2,86 m (クレーン含む)
積載面積 7,10 x 2,36 m
総重量 24,2 t/ 23,6 t(クレーン無)
積載量 9,2 t/ 10,0 t(クレーン無)
エンジン 8気筒空冷ディーゼル、出力 236 kW
最高速度 90 km/h
航続距離 800 km (41 l/100 km)
渡渉水深 1,2 m
駆動 全輪駆動 (8x8)
底面高 42 cm
ケーブルウィンチ 牽引力5 t
クレーン 積載能力1,2 t
 
 
15t軍用野外トラック ムルティ/LKW 15t mil gl MULTI
ムルティは、荷台ごと貨物を下ろすことが出来るので、迅速な物資供給が可能である。とりわけ弾薬補給に力を発揮する。このための交換可能な荷台は1台当たり5個を保有している。積載量は18,56tだが軍事積載時(恐らく荷台ごと下ろす場合)には14tとなる。



テクニカル・データ
エンジン MAN D 2866 LF (EURO II)排気ガスタービン式加給機装備、出力 294 kW/400 PS
トランスミッション ZF製シンクロメッシュトランスミッション (前進16段/後進2段)
最高速度 84 km/h
登坂力 38%
最大総重量 32000 kg
積載量 18560 kg (軍事積載量14000 kg)
全長 9000 mm
全幅 2500 mm
全高 搭載物により異なる
 
 
重貨物輸送車 エレファント/Schwerlasttransporter SLT Elefant
 いわゆるタンク・トランスポーター。損傷した戦車や重機材の輸送に使用する。本車は、路外走破性が高く、損傷車を回収するために18,6tの油圧ケーブルウィンチ2基を装備している。
画像


テクニカル・データ
積載量 52 t
最大総重量 92 t
エンジン出力 537 kW / 730 PS
最高速度 約 65 km/h
航続距離 700 km
登坂力 30%
全長/全幅/全高 8,83 m / 3,07 m / 3,00 m
乗員 2 + 2
特徴
  • セミトレーラー
  • 18,6tの油圧ケーブルウィンチ2基装備
 
 
軽クレーン車FKL/Fahrzeugkran leicht FKL
FKLはオフロード走行が可能な工兵機材である。これは、停止してのクレーン作業、装輪車の牽引、装輪車及び軽装軌車両の回収に使用する。
モトーアブッフ社の『連邦軍の装輪・装軌車両』によると251両が調達されたとある。



任務の種類
  • 重く精密な貨物の、繊細な吊り上げ
  • 軽い貨物の迅速な積み替え
  • 移動しながらのクレーン作業(つり上げと貨物の取り扱い)
  • 破損した物質の回収
  • 9%まで傾斜した野外でクレーン作業を行なえる。
  • 横転した破損車両の牽引
  • コンテナの吊り上げと積み替え
  • 横転した損傷車両の前車軸または後車軸を持ち上げての牽引 
テクニカル・データ
乗員 2名
輸送時の全長 9,20 m
輸送時の全幅 2,50 m
輸送時の全高 3,40 m
重量 17,6 t
エンジン 空冷8気筒 4サイクルディーゼル
エンジン出力 194 kw
最高速度 約 75 km/h
水平の硬い地面で、アウトリガーを使用しての負荷容量 10 tを2 mまで 吊り上げることができ、7mのクレーンを使用できる。
フリーな状態での負荷容量 7tを1mまで吊り上げ、9 % の傾斜地で7mクレーンを使用することが出来る。
アウトリガーを使用しての負荷容量 5tで2mまで吊り上げることが出来る
移動しながらのクレーン作業での負荷容量 6 t を1mまで吊り上げ、7mのクレーンを使用することが出来る。
短時間での積み替え作業能力 1時間当たり、2tの貨物を30個
クレーン吊り上げによる牽引の負荷容量 30%の傾斜地で6,5 tまで
その他の特徴 油圧式4点支持アウトリガー
 
 
中型クレーン車FKM /Fahrzeugkran mittel FKM
中型クレーン車であるFKMは、FKLの大きな兄弟といえる。 FKMは、3車軸のオフロード車で、停止して或いは移動しながらのクレーン作業を行なうことが出来る。本車は、装輪車の牽引、装輪車及び軽装軌車両の回収に使用する。クレーンは、FKLと平行して市販のコンポーネントをベースに開発された。全ての装輪車と工兵機械は、人道・平和支援活動に使用することが求められており、このための防御モジュールと呼ばれる増加装甲も配備されている。これにより重量は1.1t増加する。
モトーアブッフ社の『連邦軍の装輪・装軌車両』によると。208両が調達されたとある。


テクニカル・データ
乗員 2名
全長 10,98 m
全幅 2,75 m
全高 3,52 m
重量 29 t, モジュラー装甲を使用すると1,1 t増加する。
エンジン 空冷10気筒4サイクルディーゼル
エンジン出力 242 kw
最高速度 約 75 km/h
水平の硬い地面で、アウトリガーを使用しての負荷容量 20 t を2,5 mまで吊り上げることができ、8mクレーンを使用できる。
フリーな状態での負荷容量 15,5 t を1 mまで持ち上げ、9%の傾斜地で8mクレーンを使用できる。
アウトリガーを使用しての負荷容量 10 t を2 mまで吊り上げる事が出来る。
移動しながらのクレーン作業での負荷容量 15,5 tを1mまで吊り上げることができ、8mクレーンを使用できる。
短時間での積み替え作業能力 1時間当たり、2tの貨物を30個
クレーン吊り上げによる牽引の負荷容量 20%の傾斜地で6,5 tまで
その他の特徴 油圧式4点支持アウトリガー
 
  
回収及びクレーン車BKF35-4/Berge- und Kranfahrzeug BKF 35-4
BKF 35-4は、装輪車を装備した部隊で、ソフトスキンから装甲車まで幅広い車両の回収と牽引に使用される。
国際部隊への投入は、同盟国の打撃部隊を援助する能力が重要である。ドイツ連邦軍のBKF 35-4は、外国の打撃部隊の回収・牽引作業を援助する能力がある。本車は2004年には、コソボのKFORの兵站大隊で使用され始めた。

なぜBKF35-4か?
 牽引は、これまで損傷車両の前方から行われていた。移動が制限された損傷車、とりわけ前の車軸が損傷した場合は、困難かつ危険な牽引作業となる。
 また回収と牽引は、困難地形でも損傷した物質を、比較的高い速度で回収・牽引(推進もまた不可欠である)するべきである。
 このような要求から生まれたのがBKF 35-4である。

BKF35-4の特徴
 FKMによく似ているBKF 35-4は、救助・回収設備を整備されている。
本車は、車軸が脱落した車両の牽引や推進が可能である。また複雑に損傷した故障車を背負った状態で、迅速かつ安全に回収することが出来る。
 BKF 35-4のクレーンは、回収ウィンチと組み合わせた作業が可能である。これにより、従来の回収方法で発生しがちでな、スタックした車両の回収での二次被害を減らすことができる。

 BKF 35-4は、ドイツ連邦軍で重装輪車を装備した部隊に配備され、部隊の戦略的柔軟性と機動性を向上させるとされている。


 
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