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ドイツ連邦軍の戦闘車両
装輪装甲車

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輸送装甲車フクス/Transportpanzer Fuchs
フクスは、輸送装甲車として開発されたが、各種派生型のプラットフォームとして使用されて、複数の兵科で異なる派生型が使用されている。また、冷戦終結直後は他に適当な車両がないという理由で、平和維持活動で装甲兵員輸送車としてパトロールにも使用された。
ルクスさんの兵器解説 第3回Tpz.1A8フクス
偵察装甲車フェネック/Fennek
旧式化した偵察装甲車ルクスを更新するために、オランダと開発された。想定されるの変化に戦闘環境に対応して、小型で被発見率の低い車両になっている。レーザーレンジファインダーや暗視装置を組み込んだ、伸縮式センサーマストを装備している。
Wikipedia
AGF サーバル/AGF Serval
ヴォルフ・トラック(メルセデスベンツGクラス)をラインメタル社が改造したもので、ドイツ陸軍の特殊部隊KSKがAGF(偵察戦闘車両/Aufklarungs- und Gefechtsfahrzeug)として使用している。オープントップだが、軽度に装甲化されている。
wkipedia
ESK ムンゴ/Einsatzfahrzeug Spezialisierte Krafte (ESK) Mungo
空挺部隊で使用するために開発された軽量装甲車。後部は、乗員の胸の高さまでしか装甲化されていない。CH-53G輸送ヘリコプターで1両を輸送することができる。ムンゴとは、マングースのこと。
Wikipedia
GTK(装甲輸送車両) ボクサー/GTK BOXER
M113装甲兵員輸送車とフクス輸送装甲車の後継として開発された。乗員は、派生型により異なるが最大10名。装輪装甲車としては防御を重視しており、最大戦闘重量33tと重い。
Wikipedia
 
トラック用モジュラー装甲
ドイツ連邦軍は、冷戦期までは明確な戦線が生じる正規戦を想定しており、輸送トラックに装甲は不要と考えていた。しかし、現在の連邦軍の主要任務である平和維持活動では、輸送トラックもゲリラからの狙撃、IED、RPG、地雷等の脅威に晒されるようになった。この為、連邦軍はボスニア・ヘルツェゴビのIFOR/KFORから既存の軍用トラックにモジュラー装甲の配備を始めた。モジュラー装甲は、部隊間で使いまわせるメリットもあったが、後付であるため積載量や乗員数が減少するデメリット等があった。この為、後述するGTF(装甲輸送車両)の開発が始められた。
 
3/4tトラック・ヴォルフ MSA/MSS/SSA / Wolf MSA/MSS/SSA
ヴォルフ・トラック(メルセデスベンツGクラス)に増加装甲を装着したもの。増加装甲は、MSA(モジュラー防御機材/modulare Schutzausstattung)、MSS(モジュラー爆片防御/modularer Splitterschutz)、SSA(特殊防御設備/Sonder Schutz Ausstattung)の三種類がある。
メモ
2t軍用オフロード・トラック・ウニモグ(モジュラー装甲装備) /Lkw 2t UNIMOG
ダイムラーAGがメルセデス・ベンツ ブランドで製造販売する多目的車両。ダイムラーベンツ・エアロスペース製のモジュラー装甲を装備している。
メモ
5t軍用オフロード・トラック(モジュラー防御機材装備)/Lkw 5t mil gl MSA
MAN社の軍用オフロード・トラックにクラウス・マッファイ・ヴェクマンが開発したMSA(モジュラー防御機材)を装着したもの。装甲の重量の分だけ、積載量が減少している。小口径弾、砲弾片、対人地雷に耐え、IEDと対戦車地雷の威力を減少させる。
(Tankograd刊 Heinz Peters著 MAN Kat1)
7t軍用オフロード・トラック(モジュラー防御機材装備)/Lkw 7t mil gl MSA
MAN 7tトラック用に、MSA(モジュラー防御機材)を装着したもの。
(Tankograd刊 Heinz Peters著 MAN Kat1)
10t軍用オフロード・トラック(モジュラー防御機材装備)/Lkw 10t mil gl MSA
MAN 10tトラックに、MSA(モジュラー防御機材)を装着したもの。
(Tankograd刊 Heinz Peters著 MAN Kat1)
15t軍用オフロード・トラック MULTI2 (車両防御機材装備)/
LKW15t Mil gl MULTI2 FSA
ラインメタル MAN ミリタリーヴィークル製の装甲トラック。MSA(モジュラー防御機材)が後付けだったのに対して、本車は、FSA(車両防御機材/Fahrzeugschutzaustattung)と呼ばれる装甲が最初から組み込まれている。これは、ドラグノフの射撃、榴弾片そして8sまでの対戦車地雷に耐えることが出来る。これは、ディンゴと同等の弾道防御と、レオパルト2の地雷防御に相当する。またABC防御装置を有している。武装は、RWSか盾付きの銃座を設置できる。画像の車両は、荷台に兵員輸送コンテナを搭載している。
メモ1 メモ2
画像 重貨物輸送車 エレファント(モジュラー防御機材装備)/
SLT(Schwerlasttransporter )50-3 Elefant MSA
ファウン社の戦車輸送車エレファントに、クラウス・マッファイ・ヴェクマンが開発したMSAを装着したもの。これにより重量は2.2t増加し、乗員は4名から2名に減少した。
(Tankograd刊 Jochen Vollert 著Die Panzertransporter der Bundeswehr 1956-Heute)
  
GFF(装甲指揮及び派生型車両/Geschutzte Fuhrungs- und Funktionsfahrzeuge)
冷戦が終結し、ドイツ連邦軍が平和維持活動に参加するようになると、各種装輪装甲車が緊急に必要となった。連邦軍は、急遽ディンゴとヤクを配備して対応した。それが一段落した2004年になると、改めて装輪装甲車の体系的な調達が始められた。これはGFFと呼ばれ、重量別に4車種が調達し、各車からパトロール車や対地レーダー車等を派生させることになった。これは、調達期間を短縮するために市販の車両を使用することになった。この時、既に配備されていたディンゴとヤクも改めて適正を確認されることになったが、条件を満たして再び採用された。しかしGFF1としてテストされたESKムンゴは、不適格とされた。
 
GFF1 エノク/Enok
CH-53G輸送ヘリコプターで輸送可能な装輪装甲車として開発された。ドイツ連邦軍が使用しているヴォルフ・トラック(メルセデスベンツGクラス)に、装甲車対を搭載して製造された。少数が配備されている。ちなみに、エノクとはタヌキのこと。
GFF2 イーグルW/EagleIV
ムンゴとディンゴの中間の大きさの装甲車として採用された。スイスのモワーグ社製でデューロ3と足回りを共通化させてある。C-160輸送機で一度に2両を輸送することが出来る。2008年6月に、ファーストロット25両が発注された。ドイツ連邦軍は、2010年までに198両を調達するとしている。
Wikipedia
GFF3 ATF3ディンゴ2/Allschutz-Transportfahrzeug ATF3 Dingo2
平和維持活動で、主にパトロールに用いるために開発された。C-160輸送機で1両を輸送することができる。ちなみに、ディンゴとはオーストリアの猟犬のこと。
Wikipedia
GFF3 多目的車両 デューロ3 ヤク/Mehrzweckfahrzeug Duro 3
スイスのモワーグ社のデューロVを、ラインメタルが装甲化したもの。広い後部スペースを活かして、医療部隊や憲兵部隊等の後方部隊での使用に適している。
GFF4(開発中)
GFFシリーズで、最大級の車両。ラインメタル社のヴィゼント(バイソン)とKMW社のグリズリーが候補として開発中(画像はヴィゼント)。GFF4には、積載量2t、A400M輸送機に搭載可能であること、9立方メートルの貨物室が要求された。
 
GTF(装甲輸送車両/Geschutzte Transportfahrzeuge )
ドイツ連邦軍は、平和維持活動に使用するため装甲トラックを開発している。これまでは、既存の軍用トラックにモジュラー装甲を装着して使用していたが、乗員数が減少するデメリットがあった。この為、最初から装甲化された操縦席を持つトラックが必要とされた。これはGTF(装甲輸送車両)の名称で開発がはじめられ、2t、5t、9t、15t、25tセミトレーラー、70tタンクトランスポーターの6種類の調達が予定されている。
GTF ツェトロス 5tトラック/Zetros 5t
ダイムラーAG製の5tトラック。
タンクトランスポーター XH81/Geschutzter Sattelzug 2 30t/70t MAN HX81
これまで連邦軍は、ファウン社のエレファントのキャビンに増加装甲を装着して使用していたが2つの問題があった。一つは、増加装甲の為に乗員が4名から2名に減少したこと。もう一つは、セミトレーラーの最大積載量が59tであり、調達が予定されているレオパルト2A7を搭載できないことであった。この為、最大積載量70tの本車の調達が計画された。本車は、2012年末から2013年末までに12両が引き渡されることになっている。
メモ1 メモ2
  
 GSF(装甲特殊車両/Geschutze Sonderfahrzeuge )
GSFプログラムは、GFFそしてGTFプログラムに続く第三の装輪装甲車調達計画として始められた。GSFは、装甲化された回収車やタンクローリー等の特殊車両の調達を意図している。下記の車両の他に、装甲化された消防車や移動式クレーンが調達されると言われている。
装甲重回収レッカー車 ヴィゾン/Schweres, geschutztes Berge- und Abschleppfahrzeug (sgeBAF) Bison
ヴィゾン(バイソン)は、Tpz1フクスやGTKボクサー等の重装輪車両の回収に使用される。本車は、メルセデス・ベンツActros 4151 AK 8x8を装甲化して開発された。本車は、ISAFで必要とされ、迅速に配備するために軍事市場から調達されており、連邦軍の為に開発されたものではない。本車は、既にカナダ軍でも使用されている。12両が調達され、2012年1月からアフガニスタンに配備されている。
TEP90除染車/Truppenentgiftungsplatz90(TEP90)
TEP90は、40tトラクターと除染設備を搭載したセミトレーラーを組み合わせたものである。2008年から73両が配備され、2010年3月10日からはISAFにも投入されている。
8輪重タンクローリー/Strassentankwagen schwer 8x8 (FSA)
イヴェコ社のTyp304E42Nの操縦席を装甲化したもの。2011年から8両+αが調達された。(Phot by Sonaz/Creative Commons BY-SA)
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